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今回は加藤ファミリーの皆様方と南イタリアの旅行を楽しんでまいりました。
スタートは地中海の要所シシリー第一の港町で人口1,000万人の州都パレルモ。街の背景には半円形を描くコンカドーロの丘陵があり柑橘類の果樹園が広がっております。
古くはフェニキア、ローマ、ビザンチン、サラセン、ノルマンなどに征服され続けたため、建築様式や多様な装飾美術が融合しパレルモ芸術として残されていると聞きました。
モンレアーレ、ドォウモ
ノルマン王宮のバラティーノ礼拝堂には、キリストの生産を描いたビザンチン様式のモザイク画があり、シシリー様式やノルマン様式を複合した代表建築カテドラルや新古典様式のマッシモ劇場を見ることが出来ます。
市内から30分、ベネディクト派修道院の門前町モンレアーレには、バジリカ様式、アラブ様式、ノルマン様式などで建てられたドォウモがあります。
回廊には200の柱が立ち並び1本1本には金を基調としたとした美しいモザイクが描かれております。
アグリジェト神殿群 ヘラ神殿
次に訪れたギリシア人の都市セジュスタの見所は、36本のドリース式柱の神殿とバロバロ山に残るギリシア時代の野外劇場でしょう。直径63mのすり鉢型で、山頂にある観客席からは昔の大平原がそのまま広がって見えます。
この時、我々、加藤ファミリーはにわか女性合唱隊を編成し、日本の唱歌「花」を披露致しました。
突然の合唱に、観客席からは大歓声と拍手がなりやみませんでした。
アグリジェント神殿群の見学は夜がお勧め。丘の上に建つヘラ神殿、コンコレディア神殿、ヘラクレス神殿がライトアップされ闇夜にぽっかり浮かび上がります。その光景はまるで紀元前400年の時代にタイムスリップしたような神秘あふれる世界へと誘ってくれます。
今回初めて訪れる都市カステロビッラリは、300〜4,000mの山々に囲まれた小さな町で目的は美味な食事を楽しむことでした。
オーベルジュでの宿泊ホテルはLA LOCANDADI ALIA(ラ・ロカン・ディ・アリア)。レストランの壁には天使や女性の絵が描かれとても明るいレストランです。
ここでの食事は、土地のサラミチーズをのせたポテトのタルト、アニスの種風味のパンシェロットパスタ(リコッタチーズとほうれん草つめパスタ)、海老とズッキニーの重ね焼きチーズ(トマトジャム添え)、オレンジのスポンジケーキなどなど・・・・。
飲み物はモスカット、グラッパを食事に合わせてサービスしてくれました。初めての味との出会いに大満足でした。
アルベロベッロ
宿泊に関してはあまり情報がなく期待していなかったのですが、1つ1つの部屋に個性があるうえ「離れ」風で内部は4ッ星クラスの設備が整っており清潔感がありました。
世界遺産、イタリア語で「すばらしい水」というアルベロベッロの街は灰色円錐形の屋根を持つ住居が高さ400mの丘にびっしり詰まって建っています。まるでお伽の国のような可愛らしい別世界を散策することが出来ました。
神秘的な雰囲気に包まれた「青の洞窟」
ソレントから船でカプリ島に渡りました。
カプリ島といえば見逃せないのが「青の洞窟」。その神秘的な光景には誰もが感動いたします。但し、見学は天候に左右され折角訪れても見学出来ないこともあります。案の定、私達が到着した日は波が高く見学が制限されているという情報が入りました。
ところが、翌日は晴天に恵まれ、完璧に「青の洞窟」に入ることが出来き神秘的な青い光を見学することが出来ました。
「青の洞窟」の入り口 |
「青の洞窟」内は手漕ぎボートで |
マリーナ・グランデ |
アマルフィーの海岸線 |
カプリのマリーナグランデからは船でソレントに戻り、世界でもっと美しいといわれるアマルフィー海岸の道は車2台がやっとすれ違える程狭く、スピードは20〜30kmで走り、やっとのことで目的地アマルフィーの町に到着しました。
アマルフィーの町で休憩の予定だったのですが、地元運転手のアドバイスでここで昼食を取ることに・・・
紹介されたレストランでは思いがけなく、美味しい新鮮な海の幸のパスタ料理に出会いました。
新しい味、新鮮な風景に出会えることこそ旅の醍醐味と言われます。アマルフィーに行かれたらお奨めしたいレストランがDA・GEMMAです。是非お立ち寄りあれ!
その後、ローマに立ち寄り13日間の旅を終えました。今回の旅行の一番の収穫はカステロビッラリのレストラン兼ホテルでした。イタリアを愛する人に、これからも是非ともご案内したいものです。
長谷川雅人
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vol.01
南イタリア周遊
(長谷川雅人からの報告) -
vol.02
バリ島